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自作フリーソフトや,ゲームに関する雑記を公開してます.
日記はソフトウェア工学の論文ネタが中心です.

最近のお知らせ (古いものはこちら)


2003-03-19 古い日記からの変換データ

_ Java

xalan + aspect を動かしていて,どこで StackOverflow が発生したかわからなかったので,久しぶりに jdb を起動.

手順的には,次のようなもの.忘れないようにメモ.

1. jdb [クラスパス関連オプション] [クラス名]  で起動
2. catch all java.lang.StackOverflowError で例外キャッチを指定
3. run org.apache.xalan.xslt.Process -in ... で実行
4. 止まったところで where でスレッドのコールスタックを表示

_ 読書

アラン・ピーズ,バーバラ・ピーズ「話を聞かない男,地図が読めない女」を読んだ.

性別の違いに起因した精神的な違いの説明はなかなか面白い.少しは学ぶべきこともある?かも.


2004-03-19 古い日記からの変換データ

_ ミーティング

企業の人とミーティング.上流工程の人々なので,着眼点が面白い.

UML などの図とソースとの対応とか,工数見積もりとか,色々考えることは多いらしい.

将来的に,食べていくなら上流工程……のはずなので#研究職だったら別だけどこのあたり,色々学んでおきたい.

_ SIGSE

IPSJ-SIGSE-144 の学生研究賞は松川文一ほか: ユースケースポイント計測支援ツールの実装とその適用.となった.

研究賞になりそうな「このあたりいいかな?」と思ったいくつかチェックを付けてた他の論文と見比べると,仕様書に自然言語処理を適用しているあたりの実現上の工夫と実際の結果が伴っているあたり,面白みがあって妥当という気がする.

#受賞した当の本人は,私が取るかも,と思っていたようだけど#私のは,どちらかというと Position Paper で,#いくら面白くても,"研究賞" というには#まだ研究途中という気がしてたので,一安心(?)

_ SIGSE

一通り学生セッション終了.聞いた限りで面白いかな?と思ったのは:

木梨 充高ほか(茨城大),デザインパターン利用促進のためのモデリング支援開発ツール.

自然言語の仕様書からデザインパターンの手がかりになるような語を探して見せる,というもの.

全文検索と組み合わせるのとはどう違うか,というのもあるけれど,いわゆるドメインの言葉と,デザインパターン上の言葉の対応(ディレクトリ==階層構造のオブジェクトといったような)などはドメイン知識がないといけないので全文検索では無理なところがある,ということになるらしい.今後の展開が楽しみ.

もう1つは,新原敦介ほか(東工大),ゴール指向要求分析を用いたステークホルダの対立の検出.

各人の満足度を数値化して,行列として並べたときに同じ列上に+値と?値(満足と不満)があったら対立,とかいう形で対立を検出しようというもの.実験結果を聞いた限りでは,ゴールの誤解や思い込みなどが要求分析に影響を与える様子が分かって面白かった.


2007-03-19

_ [近況] 論文の投稿完了

AOSD の最中にも書いてた論文ですが,無事 FSE への投稿を完了しました.

Gail によれば「注意深く書けば大丈夫だ」とのことで,ひたすら添削を受けました.関連研究を体系的に列挙していくことで研究の背景と必要な用語定義の説明を一通り済ませる,というのはこれまであまりやったことがなかったんですが,今回ので何となく理解しました.

_ Java と Ruby が OOP の代表(?)

AOSD の3日間で話題として登場した OOP 言語は,Java と Ruby でした.他は Scheme など関数型言語ばかり.

3年くらい前だと「Perl とか Python,Ruby」というように他の言語とセットだった気がしますが,Ruby on Rails が登場したことで知名度が上がったとかいう影響もあるのでしょうか.