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自作フリーソフトや,ゲームに関する雑記を公開してます.
日記はソフトウェア工学の論文ネタが中心です.

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2003-05-16 古い日記からの変換データ

_ 読書

研究室にJoseph D. Gradecki, Nicholas Lesiecki 著, Mastering AspectJ: Aspect-Oriented Programming in Java が届いた.目次を眺めた時点で興味を惹かれたのは,Chapter 14: Using AspectJ in the Real World, Appendix C: Other AOP Language Bindings くらいか.時間が取れたときに少しずつ読み進めていくことにする.


2005-05-16

_ [Java] 設定ファイルの形式

趣味で組んでるAspectJプログラムで,設定ファイルをXMLにしようかなーと安易に考えてXerces-Javaを取ってきたまではよかったのだが,スキーマがまだ固まってないので,DOMのgetChildメソッドとかをダイレクトに使うと保守性が悪い.こんなときはXPathで対処するのが正しいのかな?

とはいえ,ろくに使ってないXercesやXalan使うより,XMLやめて簡易言語で対処したほうが設定ファイル書くときは気楽でいいなーという気もしてきた.設定ファイル作りのベストプラクティスとかってあるんだろうか."XML best practice" とかで検索すると,スキーマ設計のベストプラクティスは見つかったが….

_ [論文]引数を実際に使ってるかどうかの分析

David Binkley, Mark Harmann: Aanlysis and Visualization of Predicate Dependence on Formal Parameters and Global Variables.

IEEE Transactions on Software Engineering, Vol.30, No.11, pp.715-735, November 2004.

だいぶ前にチェックリストに入ったまま放置していた.

依存関係解析を使って,各手続きにおいて,渡された引数(グローバル変数含む)がどのくらい使われているかを,20個のプログラムを相手に調査した論文.

結果としては,ほとんどの引数はちゃんと使われているが,引数の数が多くなればなるほど,使われている割合が悪くなっていて,10以上になると,ほとんどの変数は使われていなかったりするらしい(可視なグローバル変数のほとんどは,実際には使われないから).

使われている変数を調査することでテストケースの作成のコストを減らしたり,パラメータの多い関数を2つ以上の小さな関数に区分したりといった用途に使えそうで,品質のメトリクスなんかとも関連性がありそう,と述べている.


2006-05-16

_ [近況] 初ミーティング終了

先週一週間で道具一式(プリンタ,メール,鍵)も揃ったので,Gail と1対1でとりあえずアイディアとアプローチを説明.フィンランドから来てる別のポスドクの人も似たアイディア(だけど,だいぶ違うアプローチ)を持っているようなので,相補的になるかもしれないね,という話になる.

AOASIA2007 向け原稿のα版は6月1日くらいには書こうか,という話になった.よく考えたらあと二週間しかないから,ちょっとがんばらないといけない.