«前の日(02-23) 最新 次の日(02-25)» 追記

netail.net

自作フリーソフトや,ゲームに関する雑記を公開してます.
日記はソフトウェア工学の論文ネタが中心です.

最近のお知らせ (古いものはこちら)


2003-02-24 古い日記からの変換データ

_ AspectJ

AspectJでは,配列変数に対する set(array) の定義はarray[i] = hoge;には反応しないらしい.get(array)だけが動作する.ということは,配列の中身への代入はAspectJ ではトラップできないのかなぁ.

_ 読書

ダシール・ハメット「マルタの鷹」,アン・マキャフリィ,パーンの竜騎士6「竜の太鼓」を読了.

未読本入れにはまだあと9冊.しばらく消化に専念といいたいところだが,紅茶が切れそうなので,それを補充に行くついでに次の本を買ってしまいそうだ.


2005-02-24 古い日記からの変換データ

_ AspectWerkz

PPL 2005 発表の材料作りに AspectWerkz 2.0RC3 を使ってみた.

アスペクト結合を指示する XML ファイルに構文エラーがあると(XML バージョン宣言はタグの前後が "?" で 閉じられているが,終端の "?" を忘れていたら)あっさり NullPointerException (しかも Chain している)を吐かれてしまった.

ユーザビリティの観点で問題じゃないんだろうか….みんな正しいXMLを書くエディタとか使ってるから引っかかる場所ではないのかな?


2006-02-24

_ [論文] シーケンス図形式の仕様記述言語

Yves Bontemps, Patrick Heymans, and Pierre-Yves Schobbens: From Live Sequence Charts to State Machines and Back: A Guided Tour.

IEEE Transactions on Software Engineering, Vol.31, No.12, pp.999-1014, December 2005.

Live Sequence Chart (LSC) というシーケンス図の変種を,オブジェクト(エージェント)間のメッセージ通信の仕様記述に使って,そこからオブジェクトごとの動作を作って,両方を使って検証しようというアプローチ(理想はオブジェクトごとの動作を自動生成だけど).

LSC は,普通のシーケンス図に相当する existence LSC (eLSC) と,事前動作(Prechart)に対するリアクション(Main Chart)を記述した Universal LSC (uLSC) からなる.

uLSC の記述は,起きては困るイベント列が起きないこと(safe)と,起こるべきイベントがいつか必ず起こること(live)の両方を記述している.

そこで,オブジェクト(エージェント)ごとの振舞い記述を用意して,その出力メッセージ系列に対する safe と live の性質を調べると,その uLSC の仕様に従うか検査できる.uLSC で記述された仕様を満たすようなオブジェクト(エージェント)ごとの振舞いを自動生成するのは決定不能問題らしい.