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_ [論文] シーケンス図形式の仕様記述言語 ▲
Yves Bontemps, Patrick Heymans, and Pierre-Yves Schobbens: From Live Sequence Charts to State Machines and Back: A Guided Tour.
IEEE Transactions on Software Engineering, Vol.31, No.12, pp.999-1014, December 2005.
Live Sequence Chart (LSC) というシーケンス図の変種を,オブジェクト(エージェント)間のメッセージ通信の仕様記述に使って,そこからオブジェクトごとの動作を作って,両方を使って検証しようというアプローチ(理想はオブジェクトごとの動作を自動生成だけど).
LSC は,普通のシーケンス図に相当する existence LSC (eLSC) と,事前動作(Prechart)に対するリアクション(Main Chart)を記述した Universal LSC (uLSC) からなる.
uLSC の記述は,起きては困るイベント列が起きないこと(safe)と,起こるべきイベントがいつか必ず起こること(live)の両方を記述している.
そこで,オブジェクト(エージェント)ごとの振舞い記述を用意して,その出力メッセージ系列に対する safe と live の性質を調べると,その uLSC の仕様に従うか検査できる.uLSC で記述された仕様を満たすようなオブジェクト(エージェント)ごとの振舞いを自動生成するのは決定不能問題らしい.