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自作フリーソフトや,ゲームに関する雑記を公開してます.
日記はソフトウェア工学の論文ネタが中心です.
最近のお知らせ (古いものはこちら)
2002-10-03 古い日記からの変換データ ▲
_ IE6 ▲
研究室用マシンで,IE6 がなぜか落ちまくるようになってしまった.イベントビューアで調べてみると,msctf とかいうモジュールの特定アドレスで落ちていることが発覚.msctf には,Office XP のモジュールと干渉してJavaScript を使ったページ翻訳機能がうまく動かないという問題があるらしい.…関連性はあるかどうか分からないままOfficeXP をアンインストールしたところ,とりあえず動くようにはなった.OfficeXP って,アプリケーションのくせにシステムの DLL を置き換えてるのかな….
2003-10-03 古い日記からの変換データ ▲
_ 論文 ▲
Hidehiko Masuhara and Kazunori Kawauchi:Dataflow Pointcut in Aspect-Oriented Programming,In Proceedings of The First Asian Symposium on Programming Languages and Systems (APLAS'03), November 2003, to appearを読む.dflow pointcut は,どの変数を経由してきたかを示すように変数に "タグ付け" して後でそのタグがあるかどうかをチェックする,という形で書かれていた.「C.foo の戻り値由来の値が D.bar に届いたとき」なんてのが書けるようになる.これは,cflow では表現できない世界なので今まで HashMap とかを使って自前で実装していた部分が不要になって便利そう.ただ,言語仕様としても,実装方法としても,利用方法にも,まだまだ研究の余地は多分にありそう.
ライブラリなど,外部でのデータやり取りを抽象化する declare propagate は便利だなーと思う.解析系の人々の作業も多少は楽になるし.(たとえば,ある関数の戻り値がある関数の引数に 依存していることを明示できる)ライブラリとかを書く人は手間が増えて大変だけど,データフロー解析して propagate の宣言を自動生成とかすれば解決できそう.ステートフルな外部オブジェクトの扱いが難しそうではある.
とりあえず refer する予定リストに追加.
2006-10-03 ▲
_ tex2textを更新 ▲
tex2text.rb スクリプトを,自分の博士論文の原稿が通る程度には直してみました.
多段階の \input{filename} を通るようになったり,エスケープされた "$" をちゃんと識別するようになったり,"section*" のような番号なしのセクションを処理するようになったりしています.
"-s" オプションが有効なときは「行末がピリオドで終わってたら改行する,そうでないなら空白1個で文をつなげる」というように改行を調整するようにしたので,Microsoft Word のスペルチェッカを少しは適用しやすくなったんではないかなーと思います.