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自作フリーソフトや,ゲームに関する雑記を公開してます.
日記はソフトウェア工学の論文ネタが中心です.

最近のお知らせ (古いものはこちら)


2002-10-16 古い日記からの変換データ

_ AOSD

aosd-discuss ML で.アスペクトが結合可能な Join Point を手動でクラス側に定義するようにしたらどうか? という話が出た.面白いけど,それじゃあアスペクト指向の「強制的に参加者を決められる」特徴が落ちてしまうのでダメだろうというのがみんなの反応.私も同感.参加するのを表明するのは,きっと別の言語要素になるはずだ.

_ 読書

長野まゆみ「テレヴィジョン・シティ」を読破.わりと重たい話だった.鉱石などを色の表現に使って,微妙に硬質さを表してるのが格好いいかも.この手の徐々に崩壊していく秩序とかコンピュータ,失われていく真実と嘘の境界っていうノリはけっこう好き.

日本人の作品では,やっぱり言葉の使い方が楽しいと言える.海外作品は,その言葉の面白さが翻訳過程で意味を失うのが残念なところ.


2004-10-16 古い日記からの変換データ

_ [OUCC]カメラ

部室に置いていたカメラを接続していたノートPCのACアダプタがリコール対象になっていたことが発覚したので,別のPCへ移行した.

LiveCapture2 が,FTPアップロードのパスワードを平文で保存していたことも発覚したので,ついでに,使用ツールもLiveCapture2 から ListCam へ変更した.

JPEG圧縮アルゴリズムの品質パラメータの差?から240KB/枚 → 80KB/枚 とデータ量が減少していたりと思わぬ副作用もあったりする.


2008-10-16

_ [ツール] JUnitのテスト間依存関係を定義する JExample

PCODAワークショップにて,JExampleというツールがあることを知りました.JUnit で使うテストメソッド間で依存関係を定義し,あるテストで計算した戻り値を別のテストの引数に使えるというものです.

たとえば testPush メソッドで要素の push を行ったスタックに対して,testPop を実行する,というような処理が書けるようです.push が動かないと pop のテストはしようがない,というのを表現できるところが嬉しいのかもしれません.

_ [近況][論文] PCODA 参加報告

PCODA2008 に参加してきました.今後参加する人がいるかもしれないので,どんなのだったかメモしておきます.

Organizer から選ばれたプレゼンターの人が著者のかわりに論文の概要を発表し,「著者への質問」スライドなどを使って著者に質問を行い,また,他の人も適宜質問をする,という形式のワークショップでした.

今回の採択率は 8/12.去年とも変わらない値です.

スライドを用意しなくて良いかわり,質疑応答が長めです.質疑応答に慣れてさえいれば,発表準備をしなくて良いし,えらい人の分かりやすい説明のお手本も見られるしで,気楽に参加できるワークショップだと思います.質疑応答では,査読したとおぼしき人たちからのサポートもありました.

一方,プレゼンターにとっては論文しか発表資料を作る手がかりがない(ツールその他を持ってない)ので,コンセプトがはっきり分かるような図表を論文に多めに入れて,良い文章を書くことが重要になります.