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自作フリーソフトや,ゲームに関する雑記を公開してます.
日記はソフトウェア工学の論文ネタが中心です.
最近のお知らせ (古いものはこちら)
2002-11-29 古い日記からの変換データ ▲
_ XSLT ▲
Xerces と Xalan を make しなおす.Xerces のほうは,インストラクションが web にあったのでそれをそのまま実行.で,生成された lib に LD_LIBRARY_PATH をセットして Xalan を runConfigure した後実行.で,新たに生成された xalan/lib にも LD_LIBRARY_PATH を通して,ようやく動作した.
_ XSLT ▲
XSLT を実験する環境を準備.xml.apache.org から Xerces と Xalan の C++ 版を落として,アーカイブを展開した後 configure + make.XALANCROOT と XERCESCROOT とかいうのをexport しろ,とか言われていきなりこけた.どこにもそんな記述なかったよなぁ,とか思って調べてみたらMakefile の最初のあたりに「XALAN-C のパスとXerces-C のパスをexportしておいてね」と書いてあった.普通 configure で設定するもんじゃないのだろうか….
_ bun45 ▲
HTML Help 生成ツールに,ファイルの更新日付を見て,XMLのparse処理を飛ばすような処理を追加してみた.結果としては,キャッシュがあるときは通常: 1m50sキャッシュ付き初回時: 2m~2m40キャッシュ付き2回目: 1m20s増加分を取り戻すには2,3回実行する必要があるのだが,実際には実行する頻度がそれほど高いとも思えないので微妙になってきた.また,キャッシュの中身を捨てるタイミングがきっちり指定できないので下手するとキャッシュがどんどん膨らんでいくし,ファイル更新日付がファイルコピー処理などで変更されるとキャッシュが無効になることも問題.
結局,キャッシュ処理の導入は見送りの方向とする.実行コストが高い原因は,ruby の Time.mtime では,Time オブジェクトがいちいち生成されることだと思われるが.stat とかを直接叩く C module で実行すれば速くなるのかな?
2004-11-29 古い日記からの変換データ ▲
_ [論文]実行履歴からのシナリオ抽出 ▲
Glenn Ammons, Rastislav Bodik, James R. Larus:Mining Specifications.Proceedings of POPL 2002.
実行履歴として引数の値の情報を含めた関数呼び出し列を持ってきておいて,抽出したい特定の関数だけをシナリオとして残して,そこからオートマトンを生成する.
オートマトン学習のコストを下げるためにシナリオの長さをある程度で切る必要があったり,関係のあるメソッド呼び出しだけを使うためにフロー解析を使ったりしているらしい.
オートマトン抽出した結果の使い道が verification となっていて,論文での評価実験でも各プログラムからのオートマトン生成結果で検証を行っている.実行履歴はプログラムの入力に依存するので,設計時の情報に比べると,生成されたオートマトンは情報の一部が落ちている可能性があるのだが….用途としては verification よりは設計時のオートマトンとの比較によるトレーサビリティの確保などのほうが面白そう.
2009-11-29 ▲
_ [VolumeDeskbar][お知らせ] Volume Deskbar 1.1.2 リリース ▲
ホットキーでミュート切り替えができるようになりました.先月にこの要望出してくださった方,お待たせしておりました.
例によって,32ビット版のみの提供です.64ビットの Explorer には32ビットでコンパイルした DLL はリンクできないので,64ビット版OSでは使えません.Delphi の 64ビットコンパイラが出るのを信じて待っていてください.Visual C++ や C# を使っての COM プログラミングのやり方とかの知識がちょっと足りてませんので,言語またいでの新バージョン開発というのはできてません.
2年ぶりの更新なんですけど,残念ながらそれだけの更新です.いくつか他にもトラブル報告はいただいていますが,手元での状況再現がうまくいかなくて,どこに問題があるのかが把握できていない状態です.そのうちログ記録バージョンとか作るかもしれません.
_ ryo [本当に素晴らしいソフトなので64ビットに対応することを期待しています。 頑張って下さい!]