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日記はソフトウェア工学の論文ネタが中心です.
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2005-03-30 [長年日記] ▲
_ [論文]メソッドがユニークかどうかによるアスペクトの発見 ▲
Kris Gybels, Andy Kellens: Experiences with Identifying Aspects in Smalltalk Using 'Unique Methods'.
Proceedings of LATE 2005, Chicago, Illinois, March 2005.
あちこちから呼ばれる単一のメソッドで,引数がなくて,その実装以外に同じメッセージに対する実装がないもの(?) "A method without a return value which implements a message implemented by no other method" は,アドバイスとして独立させることができるのではないかというもの.
コードクローンに基づく分析だと,単純な1行の log メソッド呼び出しなどが発見できないので,(fan-in analysis の一種だが)あちこちから呼ばれるような特徴的なメソッドがある場合にはアスペクトの候補として良いのではないか,というアプローチ.
呼び出される回数などでフィルタすると,多数のクラスからでも,それなりの数(人間が検査できるくらい)しか出てこなかったのでそれなりに働くのかも.