«前の日(04-14) 最新 次の日(04-16)» 追記

netail.net

自作フリーソフトや,ゲームに関する雑記を公開してます.
日記はソフトウェア工学の論文ネタが中心です.

最近のお知らせ (古いものはこちら)


2003-04-15 古い日記からの変換データ

_ 論文

輪講で使った論文:Damien Sereni, Oege de Moor:``Static Analysis of Aspects'',Proceedings of AOSD 2003.コールグラフを構築して,呼び出し関係の正規表現に直して,Pointcut 定義との包含関係を取ったらアドバイスを静的に結合できるね,という話.正規表現との包含関係については,Chip-Chop Matrix というものを使って計算できるらしい.Oege de Moor, Stephen Drape, David Lacey and Ganesh Sittampalam:``Incremental Program Analysis via Language Factors''という論文に載っていた.もし使うことがあれば見ることにしよう.また,正規表現を生成する Tarjan のアルゴリズムというのも使われている.ポインタだけメモ.R.E.Tarjan: ``Fast algorithms for solving path problems'',Journal of the Association for Computing Machinery, 28(3):594-614, 1981

とりあえず,静的解析コストが高くて(正規表現の包含関係のテストが重い)スケーラビリティがあやしいというのだけは確かだが,予備知識へのポインタが色々あって面白い.

_ AOP

AOPでは,ソースをカット&ペーストした場合に,その位置の join point が違うからアスペクトの動作が変わってしまってプログラムがうまく動かなくなる場合があるよね,という話をAspectJ-Users ML に Tim Pedone という人が投稿していた.実は,けっこう重要な話かも.「どこにアスペクトが貼りついてるかを常に意識する」のを開発環境でフォローするときの動機のひとつとして使わせてもらうことになりそう.


2004-04-15 古い日記からの変換データ

_ 5/2

ライブのチケットが取れたので東京行きは確定したが,泊まるかどうか悩みどころ.ワシントンホテルが,20周年記念で,シングルに7000円で泊まれるプランを出してるのに少し惹かれる.たまにはもうちょっと高いところに泊まってもいいけど,一人じゃあまり意味がない.

_ 論文

日本学術振興会の特別研究員公募の申請用に下調べ.

粗粒度なプログラムスライス系の話を探してみる.次の文献くらいか.

Jianjun Zhao:A Slicing-Based Approach to Extracting Reusable Software Architectures.

Architecture Description 上での依存関係解析によってサブシステムなどを取り出す.調べるのはコンポーネント間の接続関係.Architecture Description そのものは比較的素直?コンポーネント指向な世界だとコンポーネント間の接続を流れていくオブジェクトたちはコンポーネントなのかどうか,というのが相変わらず気になる.ベースレベルとメタレベルをごっちゃにしてるだけ?

Jon Beck, David Eichmann:Program and Interface Slicing for Reverse Engineering.ICSE 1993.

パッケージの中の再利用したい一部のインタフェースだけを選んだら,それに必要なサブシステムだけを抜き出してくる.調べるのは関数呼び出し関係とデータの依存関係.それなりにうまくいっているようで,OO 全盛ではなかった時代だからそんなに難しくなかったのかなぁ,という気もする.それでも Name overload や Generics みたいなのはあったようだけど.

_ amazon

いつも見てる blog でこんなものを作ってた.http://www.goodpic.com/mt/aws/

ページのデザインによっては使うかどうか悩みどころかもしれないが.