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日記はソフトウェア工学の論文ネタが中心です.
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2003-04-15 古い日記からの変換データ [長年日記] ▲
_ 論文 ▲
輪講で使った論文:Damien Sereni, Oege de Moor:``Static Analysis of Aspects'',Proceedings of AOSD 2003.コールグラフを構築して,呼び出し関係の正規表現に直して,Pointcut 定義との包含関係を取ったらアドバイスを静的に結合できるね,という話.正規表現との包含関係については,Chip-Chop Matrix というものを使って計算できるらしい.Oege de Moor, Stephen Drape, David Lacey and Ganesh Sittampalam:``Incremental Program Analysis via Language Factors''という論文に載っていた.もし使うことがあれば見ることにしよう.また,正規表現を生成する Tarjan のアルゴリズムというのも使われている.ポインタだけメモ.R.E.Tarjan: ``Fast algorithms for solving path problems'',Journal of the Association for Computing Machinery, 28(3):594-614, 1981
とりあえず,静的解析コストが高くて(正規表現の包含関係のテストが重い)スケーラビリティがあやしいというのだけは確かだが,予備知識へのポインタが色々あって面白い.