netail.net
自作フリーソフトや,ゲームに関する雑記を公開してます.
日記はソフトウェア工学の論文ネタが中心です.
最近のお知らせ (古いものはこちら)
2005-04-07 [長年日記] ▲
_ [work] AspectJ入門用(?)ドキュメント ▲
現在,ソースコードのサンプルも含めると25000字くらい.A4で1段組で25ページ.けっこう増えてきた.
AspectJのインタータイプ宣言の基本であるメソッド・フィールドの定義はJavaのメソッド宣言によく似ているので,説明がすごく楽だということ発覚.
_ [論文]アスペクトの状態遷移モデル ▲
Mark Mahoney, Tzilla Elrad:
Modeling Platform Specific Attributes of a System as Crosscutting Concerns using Aspect-Oriented Statecharts and Virtual Finite State Machines.
Proceedings of AOM 2005, Chicago, Illinois, March 2005.
基本の状態遷移を Actual Event/Actual Action として,Actual Event を仮想状態機械への入力 Virtual Event に,仮想状態機械の出力 Virtual Action を Actual Action や Actual Event にマップすることで複数の状態機械を連動させて動かす方法の提案.Virtual/Actual のマッピングは開発者の誰かががんばって記述する.
実行コンテキスト(主にはplatform dependentな部分)の組み合わせによる状態数の爆発を防いだりはできる?
_ [論文]Join Point 情報をUMLに持たせる ▲
Maria Tkatchenko, Gregor Kiczales: Uniform Support for Modeling Crosscutting Structure.
Proceedings of AOM 2005, Chicago, Illinois, March 2005.
UMLにおいて,Operation(クラス図のメソッド)やSequence(シーケンス図のメソッド実行中を表現する部分)などに,複数の図の間で共通しているJoin Pointを持っているかを情報として持たせて,要素間の相互リンクを自動的に張る.リンクを張ってから,何らかの調査スクリプトなどを走らせるのだが,Join Point の情報しか拡張してないのでツールサポートも楽,ということになるらしい.いまいち感覚がつかめてないが.