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自作フリーソフトや,ゲームに関する雑記を公開してます.
日記はソフトウェア工学の論文ネタが中心です.
最近のお知らせ (古いものはこちら)
2003-08-04 古い日記からの変換データ [長年日記] ▲
_ DRT ▲
Design Recovery/reverse engineering Tool 0.3.5 をcygwin で make しようとしたが失敗.普通の Linux とかの上で build したほうが安全なのかも.
それにしても,X Window でしか動かないと言うところをみると,やはり X でのイベントをフックしまくりなのかなぁ.
_ Java ▲
Java World 9月号を読んでたら,Torque というものが紹介されていた.Object と Relational DB の世界をマッピングして,テーブルに相当するクラスに doSelect(Criteria) とか叫んだりできるらしい.マッピング自体は XML で記述.
DBごとの SQL の方言などを消せる点が有利らしい.
2003-08-03 古い日記からの変換データ [長年日記] ▲
2003-08-02 古い日記からの変換データ [長年日記] ▲
_ 読書 ▲
部室に転がっていたので,きたみりゅうじ「SEのフシギな生態」を読んでみた.
ちょっと漫画も入ってて読みやすい本.SEが仕事でこけた,失敗談集みたいな感じで,SEに必要な技能(コミュニケーション能力,業界知識,etc)と発言に対する責任とか,プロとはどういうものか,といった話などが説明されている.わりといい本かも.
_ AspectJ ▲
Volkmann, Mark の投稿によれば,Eclipse と AspectJ 1.1 が JSR-45 をサポートするまでは-XnoInline オプションを使わないとステップ実行がうまくいかないらしい.加えて,advise コード中には breakpointが置けないらしい.
2003-07-31 古い日記からの変換データ [長年日記] ▲
2003-07-30 古い日記からの変換データ [長年日記] ▲
_ PSP ▲
昔読んだ Personal Software Process の資料を処分.
簡単には,作業の見積もり・実際の時間・過去の履歴(平均,最大,最小)を蓄積していくというもの.過去の履歴が蓄積されることで,だんだん見積もりが上手くなっていく……はず.
実施しようとすると,休憩時間とかも把握しておかないといけないのでけっこう大変.プログラミング作業(設計・コーディング・テスト)を管理するだけでなく,作業時間全般の管理に使えるシンプルな手法.
一時期はやってたのだが,最近,あまりやってない.また再開してみようかな.計算自体は Excel でできるし.
_ 論文 ▲
古い論文を整理.
Michael Siff and Thomas Reps:Identifying Modules Via Concept AnalysisConcept Analysis を使って,変数・関数をモジュールに分類するというもの.どの関数がどの変数にアクセスしているか,という表を作ってConcept Lattice を構成し,適当な分類だと思われるところでそれらをモジュールとして切り分ける.実際に使ってるという人の話は聞いたことがないが,それなりに便利そうではある.
Peri Tarr and Stanley M. Sutton, Jr.:"N Degrees of Separation:Multi-Dimensional Separation of Concerns.
"Subject-Oriented Programming の基となった論文.Hypermodule(一連のクラス群)は複数の Hyperslice から構成され,Hyperslice はクラス群の実装の一部だけとなる.たとえば,AST Hypermodule はExpression, UnaryOperator, BinaryOperator, ... といったクラス群から構成されるが,これらはKernel, Display, Evaluation, Syntax Check,Semantic Check, Style Check といった複数のHypersliceによって実装されるというもの.Kernel がコンストラクタなど基本構成を実装して,それぞれの Hyperslice が必要なメンバを追加する形式となっている.
…… Hyper/J は使ったことがないのでよく知らないが,コンフィギュレーションファイルを記述して後で Hyperslice を足しこむような感じらしい.
2003-07-29 古い日記からの変換データ [長年日記] ▲
_ 縦書き ▲
縦書き言語の続き.HTML で縦書き表示してみたら,けっこう格好いい(?).縦書き表示結果(HTML)
この HTML は,ツール「和歌と野」を使って生成している.http://www.vector.co.jp/magazine/softnews/000708/n0007083.html
_ 言語 ▲
C を日本語で書いたらどうなるか,という四方山話の成果物.C と対訳してたが,演算子で力尽きた.const char *kRiffId = "RIFF"; 文字列定数 *kRiffId を "RIFF" とおく. interr (char *msg){ perror (msg); return -1;} 関数 err は 引数に 文字列 msg -- ポインタは都合により文字列と変えた をとり 戻り値として 整数 を返す.定義は次のとおり. msg を引数に perror を計算し, -1 を返す. typedef struct{ char tag[4]; long length; } RiffTag; 型 RiffTag の定義は tag という 要素数 4 の文字配列, length という長整数,を要素とする構造体とする. (5 + 7) * 8 / 2 + (5 + 4) + 2 5 に 7 を足し,8 をかけ, 2 で割り, それに 5 と 4 を足したものを 足し,それに 2 を足す.
_ 消費税 ▲
消費税がすべて内税(税込み)表現に変更.元記事は,0.5円を誰が負担するかの話なのだが.http://www.asahi.com/business/update/0729/075.html
これで,また 0.05 演算が不要になったりして,システムのアップデートが必要になるので不満が多いみたい.
でも,税率がこれから上がっていく可能性を考えるなら,税率がハードコーディングされてる場所では,内税システムにしたほうが幸せなのかも.税率の定数定義を変更するだけで済むように実装しているところならいいけど.今の世界なら,たいてい価格設定はオンラインで変わりそうだから,そのほうが,実は楽にはなりそう.内税のほうが端数分ちょっと高くなるけど.