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自作フリーソフトや,ゲームに関する雑記を公開してます.
日記はソフトウェア工学の論文ネタが中心です.

最近のお知らせ (古いものはこちら)


2006-02-27 [長年日記]

_ ファイル最終更新日付の表示

という,tdiary プラグインらしきものを即席で作ってみた.次のようないい加減な代物だけれど,ないよりはマシということで.

#!/usr/local/bin/ruby
 
FileName = "(掲示板ログファイル)"
def lastupdate
  begin
    return File.new(FileName).ctime.
             strftime("%Y/%m/%d %H:%M")
  rescue
    return ""
  end
end

これで,掲示板の最終更新時刻が分かるようになった.正確にはログファイルの最終なので,何かの拍子に古いログを掃除したりすると更新されてしまうという弱点があったりする.

_ 情報科学科の卒論発表会

無事終了.プログラム見てたら,JUnitだのテストの評価だのアサーションだのといった,わりと相互に関連してそうな,2つの研究室の発表を発見.何かの流行?


2006-02-24 [長年日記]

_ [論文] シーケンス図形式の仕様記述言語

Yves Bontemps, Patrick Heymans, and Pierre-Yves Schobbens: From Live Sequence Charts to State Machines and Back: A Guided Tour.

IEEE Transactions on Software Engineering, Vol.31, No.12, pp.999-1014, December 2005.

Live Sequence Chart (LSC) というシーケンス図の変種を,オブジェクト(エージェント)間のメッセージ通信の仕様記述に使って,そこからオブジェクトごとの動作を作って,両方を使って検証しようというアプローチ(理想はオブジェクトごとの動作を自動生成だけど).

LSC は,普通のシーケンス図に相当する existence LSC (eLSC) と,事前動作(Prechart)に対するリアクション(Main Chart)を記述した Universal LSC (uLSC) からなる.

uLSC の記述は,起きては困るイベント列が起きないこと(safe)と,起こるべきイベントがいつか必ず起こること(live)の両方を記述している.

そこで,オブジェクト(エージェント)ごとの振舞い記述を用意して,その出力メッセージ系列に対する safe と live の性質を調べると,その uLSC の仕様に従うか検査できる.uLSC で記述された仕様を満たすようなオブジェクト(エージェント)ごとの振舞いを自動生成するのは決定不能問題らしい.


2006-02-22 [長年日記]

_ 情報処理学会の全国大会

とりあえずアスペクト指向・ウェブサービスのセッション(9日朝)と,ソフトウェア工学(10日朝)だけは少なくとも参加する予定.

空いてる時間に他のセッションに参加するか,秋葉原の産総研などを訪問するか,それ以外になるかは今のところ未定.


2006-02-21 [長年日記]

_ [読書] 検索システムの評価法

よく検索システムの評価に使ってる「適合率・再現率」以外にも,評価方法はいろいろあるよ,というのが情報処理2006年2月号(Vol.47, No.2)「よりよい検索システム実現のために(酒井哲也)」に載ってた.

「良い正解」と「普通の正解」で与える報酬を変えること,また上位に来たほうが報酬が増えるようにすることで,上位N個の検索結果の「報酬」額によって検索精度を計ろう,というのが基本的な考え方のよう.

説明もそこそこ丁寧だし,各種文献へのリンクもあるので,ありがたい記事.

_ [PptWatch] 1.0.2 公開

文字列が等幅フォントになったり,タブが空白になったりといったマイナーチェンジ.内部的には,UI以外の部分にDUnitの単体テストを作っていて,その作業中に発見したバグを直していたりする.


2006-02-20 [長年日記]

_ Inkscapeで図を描こうとしてみたものの

Power Point などで使っているオートシェイプのような,いわゆる「基本図形」のセットがないので,描画の手間を感じて,やっぱりやめた.頭の中では「GraphvizのSVG出力を少しだけ加工して画像にしたり印刷したりするツール」という位置づけに低下.

図を描くのに,PowerPoint などの Office オートシェイプ+wmf2eps が人気になってしまうのはやっぱり仕方ないのかな,と思う.この辺とかこの辺とか.解説ドキュメントを書いてるのが大学系の人というので,需要の度合いがわかる.

_ CS専攻修士論文発表会

全般的には,発表うまい人が増えている(大きくこける人がいない).評価基準(評価すべき項目や,比較すべき対象)が間違っていそうな人は何人かいた気はするけど.

_ [PptWatch] 次の更新予定

出力の整形に使っているタブ文字が,某ソフトに貼り付けるときに除去されてしまう(で,文字が詰まってしまう)らしいので,空白に変えます.


2006-02-18 [長年日記]

_ [PptWatch] PptWatch 1.0.1 公開

各スライドごとに消費した時間を解析していたのに加えて,1枚目から累計で消費した時間も表示するように変更しました.修論・卒論の発表練習にどうぞ.

PptWatch公開ページからダウンロード可能になっています.

発表の練習をするとき,発表時間が足りないからといって早口で喋ってしまうと,どこを削っていいか分からなかったりするので,普通のペースで喋ってみて,長くかかってる部分を削るという使い方が推奨です.

_ [OUCC] MAngband 鉄人風サーバ

一部の人の要望を受けて,死んだらキャラクター消滅のサーバを動かしてみた.ネットワークエラーとかで身動き取れないときとか,あるいは階段下りた直後に集中砲火で死んだりした場合は,残念でしたということで.


2006-02-16 [長年日記]

_ SPLAT 2006

人数的余裕があれば行ってもいいのかな?と無邪気に Organizer の人々に聞いてみたら,author だけで50人以上になってしまっているらしく,今のところ無理だよ,とお返事が来た.去年もかなり採録数が多かった気がするし,実はすごく大きなワークショップになっているのかもしれない.