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2006-10-19 [長年日記] ▲
_ [ツール][Java] soot の points-to set 解析設定 ▲
jEdit のようなGUI・スレッドをがりがり使ってるアプリケーションを解析するときは,-p cg verbose:true,jdkver:4,safe-forname:true,safe-newinstance:true
あたりのオプションを付け加えてやらないと,うまくコールグラフができず,GUI関連のコードに対してまったく points-to set が生成されない,ということになってしまうようです.
points-to set 解析には,Paddle よりも高速かつクラッシュしない Spark のほうが,現時点では良いようです(-p cg.spark verbose:true,enabled:true
).また-p cg.spark propagator:iter
オプションを追加すると,標準設定(propagator:worklist
)と結果が変わります.worklist では一部 points-to set が計算できない場所があるようです.iter による反復処理の結果が,worklistの結果と包含関係にあるかどうかは分かりません.